建設業の自己PR、何を書けばいい?|強み・経験の書き方◇完全版

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鳥取県・島根県で就職や転職、Uターン・Iターンを考えている人にとって、建設業は求人が多くチャンスのある分野です。全国的に見ても、建設業の有効求人倍率は5倍を超える高水準で推移しています(出典:ITmedia Built新建ハウジング)。

職種別では、建設躯体工事従事者が約9倍、土木作業従事者が約6.7倍、建築・土木・測量技術者が約6.6倍と、依然として高い需要が続いています。(※2025年10月現在)

ただし「求人数が多い=誰でも就職できる」というわけではありません。採用担当者は、現場の安全性やチームワークを大切にできる人を重視しています。だからこそ、履歴書の中で“どんな現場でどう行動できる人なのか”を伝える自己PRが重要です。この記事では、建設業ならではのPRポイントと書き方を具体的に解説します。


 

建設業の採用傾向を知ろう

建設業界は今、人材不足と世代交代の真っ最中です。2024年には全国で約17,000人の新卒が建設業に就職しました(出典:BuildApp News)。

また、リクルートの調査によると、施工管理職の求人数は2016年を基準に2023年時点で約5倍に増加しており(出典:新建ハウジング)、未経験可の求人も急増しています。これはキャリアチェンジ希望者にも大きなチャンスが広がっていることを示しています。

鳥取県・島根県でも、公共インフラ整備や災害対策、住宅開発などの需要が続いており、経験者はもちろん、異業種からの転職希望者にも門戸が開かれています。多くの企業が「資格よりも人柄」「定着意欲」を重視する傾向にあり、「地元で長く働きたい」という意欲をアピールすることがポイントです。

また、地域の建設企業は社員一人ひとりの役割が広く、現場管理から資材調達、発注者との調整まで柔軟に対応できる人材が求められています。「現場全体を見渡し、チームを動かせる力」「地域との関係づくりを大切にできる人」が評価されやすい傾向にあります。


 

建設業ならではの“自己PR書き方”のポイント

建設業界の自己PRでは、抽象的な言葉よりも、現場での具体的なエピソードや実績を交えて書くことが効果的です。採用担当者が知りたいのは、“この人は現場で信頼できるか”“チームで動けるか”という点。以下の3つを意識して書きましょう。

◆結論から強みを言う:「私の強みは◯◯です」

◆根拠のエピソードを添える:「◯◯現場でこう工夫した」

◆応募先でどう活かすかを書く:「この経験を活かして◯◯な現場で貢献したい」

例えば、「私の強みはチームでの調整力です。前職の現場では資材の遅れが出た際、各業者と連携して作業工程を見直し、全体の遅延を防ぎました。この経験を活かし、安全かつ効率的な現場運営を目指します。」といった具体性が大切です。

誇張や過度なアピールよりも「実直にコツコツ取り組んできた姿勢」を伝えることが効果的です。派手さよりも“信頼感”が評価の鍵になります。


 

避けたほうがよい“NGな自己PR・書き方”

せっかくの経験や意欲も、伝え方を間違えると評価されにくくなります。次のような表現は避けましょう。

・「真面目です」「やる気があります」だけで終わる

・現場のエピソードがなく、行動が伝わらない

・実績を誇張しすぎて信頼性が欠ける

・「地元だから働きたい」とだけ書く

「地元で働きたい」という気持ちは、“理由”を添えることが大切です。例えば「地域の防災やインフラ整備に関わることで、安心して暮らせるまちづくりに貢献したい」と書くと、意欲と目的が伝わります。

履歴書全体のトーンは前向きに。前職への不満を匂わせる言葉は避けましょう。採用担当者は「この人と一緒に働きたいか」という視点で見ています。前向きで建設的な姿勢が伝わるように意識すると印象が良くなります。


 

履歴書・自己PRの実例チェック(建設業編)

自己PRの書き方を理解しても、いざ書こうとすると「どう構成すればいいかわからない」という人も多いでしょう。ここでは、建設業で採用担当者の目に留まりやすい文章構成と具体例を紹介します。

自己PRは「結論 → エピソード → 貢献」の3ステップで組み立てるのがおすすめです。まず最初に“自分の強み”を明確に伝え、次にその根拠となる行動や成果を述べます。最後に、それを応募先でどう活かすかを締めくくることで、自然と説得力のある文章になります。

例文A:経験者向け

施工管理として5年間、品質と安全を重視して現場を運営してきました。工期短縮のために作業工程を見直し、チーム内の連携を強化した結果、納期を1週間短縮しました。安全面と効率化の両立を意識し、現場全体の改善に貢献できたことが私の強みです。

例文B:未経験・Uターン志望者向け

製造業で培った段取り力と安全意識を活かし、地元の建設現場で地域を支える仕事に挑戦したいと考えています。資格取得にも前向きに取り組み、現場で信頼される人材を目指します。


 

地元・地域(鳥取県・島根県)で書く際の“プラスα”ポイント

建設業界では、地域の担い手不足が全国的な課題となっています(出典:クラフトバンクオフィス)。特に地方では若年層の人材確保が急務であり、地域に根ざした採用が進められています。

例えば、「鳥取県の豪雪対策や河川工事に携わりたい」「島根県のまちづくりや公共施設整備に貢献したい」といった地域特有のテーマを織り込むと、応募先企業への共感が生まれます。また、地域密着企業では「地域行事への参加」「災害復旧への貢献」など、社会貢献意識を評価する傾向もあります。

 


 

まとめ

最後に、履歴書・自己PRを“通過させる”ためのチェックリスト紹介します。

□ 強み・経験・活かし方を書いたか?

□ 具体的な数字やエピソードを入れたか?

□ 建設業ならではの文脈を入れたか?

□ 地域で働く意志・貢献を表現したか?

□ NG表現を避けたか?

履歴書は、あなたの働く姿勢や価値観を伝える最初のチャンスです。この記事を参考に、自分らしい言葉で強みを表現し、鳥取県・島根県での新しいキャリアへの一歩を踏み出してください。


 

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