介護や育児など、家庭の事情で離職したものの、もう一度職場復帰したいと考える人は少なくありません。
しかし、一定期間仕事から離れてしまったことで、復職のタイミングがつかめずに躊躇していることもあるのではないでしょうか?
この記事では、介護や育児などで離職した人が復職するまでのロードマップをご紹介します。
復職へのサポートなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
離職理由をポジティブに捉えることの重要性
介護や育児を理由とした離職は、決してネガティブな選択ではありません。
家族として親として、できる限りのことをしなければいけない時期だったのです。
これらを理由とした離職は、ポジティブな要素がたくさんあります。
離職はキャリアプランのマイナス要素ではない
介護や育児による離職は、キャリアプランのマイナス要素ではありません。
その理由は、離職している期間にもスキルアップができているからです。
- 介護や育児期間のトラブルに対処してきた問題解決能力
- さまざまなことをこなしていくマルチタスクのスキル
- 周囲の人たちとのコミュニケーションを活かした調整力
- 長期的なサポートを継続した忍耐力・柔軟性
など、日常生活のなかでも仕事に活かせるスキルは培うことができます。
決して離職をマイナス要素に捉えず、ポジティブな理由を見つけることが大切です。
離職期間をネガティブに見せないためのコツは?
- 離職理由をポジティブに説明する
- 離職期間中の取り組みをアピールする
- 離職期間を成長期間として捉える
- 復職に向けた準備を行う
面接などでは、離職の背景をシンプルかつ前向きに伝えましょう。
離職中に行った学びや取り組みをアピールすると、復職への積極性を示せます。
重要なのは「離職期間中に得た経験が仕事にどう活かせるか」を明確にすること。
離職期間に自分なりの復職準備を行うことで、前向きな姿勢を示すことができます。
復職に向けた準備・まず何をすべき?
復職への準備が必要であることはわかっていても、どんなことに取り組めば良いのかわからないという人もいます。
ここでは復職に向けた準備ですべきことをご紹介しましょう。
自己分析を行う
復職の第一歩として、自分の状況やスキルを把握しましょう。
キャリアの棚卸しをして、過去の職歴や経験、得意分野を整理してみてください。
「これまでの仕事で何を達成したか」「どんなスキルを持っているか」を明確にします。
また、離職期間中に培ったスキルの確認も必要です。
育児や介護を通じて得た能力(例:時間管理、柔軟な対応力)を洗い出してみましょう。
履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ
履歴書・職務経歴書のブラッシュアップも必要な準備の一つです。
離職期間やその理由をポジティブに説明する文言を考えてみましょう。
履歴書では、離職期間中のスキルアップ活動(資格取得・学習経験)を追記します。
職務経歴書では、過去の実績を具体的に数字で示すことも有効です。
スキルアップ・資格取得
業界や職種のニーズに合ったスキルを強化することで、自信を持って復職に臨めます。
オンライン講座の受講や資格取得へのチャレンジなど、職種に関連する資格を取得することで説得力が増します。
また、最新の業界知識を習得しておくことで、面接で有利になることも。
情報収集をしっかりと行い、できる範囲でスキルアップに挑戦してみてください。
育児・介護と仕事の両立を目指す働き方はある?
復職が可能な状況になったとしても、育児や介護と仕事を両立しなければいけない状況が続くこともあります。
育児や介護と仕事を両立するためには、柔軟な働き方を選ぶことが重要です。
リモートワーク
自宅で仕事ができるリモートワークは、育児や介護をしながら働く人にとって理想的な働き方です。
通勤時間を削減できるため、家族との時間を確保しやすくなります。
また急な体調不良など、突発的な対応にも柔軟に対応できることは大きなメリットです。
フレックスタイム制
フレックスタイム制を利用することで、出勤や退勤の時間を自由に設定できるため、送迎やケアの予定に合わせた働き方が可能になります。
例えば、朝の介護や保育園の送り迎えを済ませた後に出勤するなど、自分に合ったスケジュールを組めることができます。
パートタイム・短時間勤務
パートタイムや短時間勤務で働くことで、育児や介護の時間を確保しやすくなります。
一部の企業では「時短正社員制度」を導入しており、フルタイム勤務よりも短い時間で働きながら、安定した収入を得られる仕組みもあります。
サポート制度の活用
育児や介護をサポートする企業の制度を活用することも可能です。
企業内保育所の利用や介護休暇の取得、育児・介護休業法に基づく制度の活用が両立を支える大きな助けになります。
サポート制度の整っている企業への転職(就職)を目指すことで、より両立のハードルは低くなるでしょう。
復職のハードルを下げるためのサポートとは?
復職は厳しい面もありますが、適切なサポートを受けることでハードルをさげられます。
復職のハードルを下げるためのサポートを3つご紹介しましょう。
ハローワーク・自治体の支援制度
ハローワークや自治体が提供する支援制度は、離職後の復職を目指す人にとって大きなサポートの一つです。
ハローワークでは、無料でキャリアカウンセリングや職業相談を受けられるほか、再就職に必要なスキルを学べる職業訓練も提供されています。
また、育児や介護などで離職した方を対象とした特別プログラムもあり、短時間勤務や在宅勤務が可能な求人を紹介してもらうことも可能です。
自治体では一時保育や介護支援サービスを提供しており、家庭の負担を軽減しながら復職準備を進められる環境を整えている自治体もあるため、公的機関の支援を積極的に活用することで、復職へのハードルを大幅に下げることができます。
地域の保育施設・介護施設の利用
地域の保育施設や介護施設を利用することで、育児や介護の負担を軽減しながら復職の準備を進めることが可能です。
保育施設では、自治体が運営する認可保育園のほか、一時保育や延長保育など柔軟なサービスを提供する施設もあります。
介護ではデイサービスやショートステイ、訪問介護などを利用することで、日中のケアを施設や専門職に任せられることも少なくありません。
自治体によっては利用費用の一部を補助する制度もあるため、経済的負担を軽減しやすいことも魅力の一つ。
事前に自治体や施設の窓口で情報を確認し、自分に合ったサービスを選ぶようにしましょう。
転職サイト・転職エージェントの活用
転職活動のプロである転職エージェントや、転職サイトのサービスを利用することで、復職のハードルを下げることができます。
転職サイトでは、希望条件に合った求人を簡単に検索でき、育児や介護と両立しやすい「時短勤務」や「リモートワーク対応」の求人も見つけられるでしょう。
また、求人情報だけでなく、職務経歴書の書き方や面接対策などの情報も豊富に提供されています。
転職エージェントを利用すると、専門のキャリアアドバイザーが個別に相談に乗り、適切な求人を紹介してくれるため、効率的に復職を目指すことが可能。
さらに、離職期間をポジティブにアピールする方法や企業に伝えるべきポイントについてアドバイスをもらえる点もメリットです。
転職サイトやエージェントのサービスを利用すれば、最新の求人情報や業界の動向を把握できるだけでなく、自分に合った働き方も見つかりやすくなります。
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