公務員へ転職・就職したい!成功するためのポイントと秘訣とは?

鳥取・島根求人ドットコムTOP › お役立ち情報 › 公務員へ転職・就職したい!成功するためのポイントと秘訣とは?

一度は一般(民間)企業へ就職したものの、転職先として公務員を選択する人は少なくありません。

人材紹介業のエン・ジャパン株式会社が、2022年にユーザーを対象に行った調査では、約63%が「官公庁・自治体への転職に興味がある」と回答したという結果が報告されています。

公務員への転職は、一般(民間)企業への転職とは異なる面もあり、採用に向けた入念な準備が必要です。

この記事では、一般(民間)企業から公務員へ転職する際のポイントや注意点をご紹介します。

転職先として公務員を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

参考:1万3000人が回答!「官公庁・自治体への転職」意識調査|エン・ジャパン(en Japan)

 

最新のお仕事情報はこちら→

 

 

この記事の目次

公務員の特徴について

公務員試験の種類と特徴

公務員と一般(民間)企業の違いは?

公務員へ転職するときに必要な準備

公務員への転職を成功させるためのポイント

一般(民間)企業から公務員への転職は可能!

 

 

公務員の特徴について

公務員とは、国家や地方自治体の機関で働く職員のことです。

転職先として公務員を選択するのであれば、公務員の特徴を理解しておく必要があります。

公務員の仕事や種類、メリット・デメリットなどについてご紹介しましょう。

 

公務員の仕事とは?


公務員の仕事は、国や地方自治体で公共の利益を追求するためのサービスを提供することです。

主な業務内容として、国民の生活に直結する分野である教育、福祉、治安の維持やインフラの整備、また災害時の対応などがあります。

公務員の仕事は社会貢献度が高く、国民全体の利益や地域の福祉向上を目的としていることが特徴です。

公務員の業務内容は幅広く、窓口での住民対応や政策の企画立案、データ管理などの事務作業に加え、現場での活動も含まれます。

国家公務員の場合は数年ごとの異動や転勤があり、多様な業務経験を積むことが可能です。

また、公務員は業務に必要な知識やスキルを高めるための研修や資格取得支援制度も充実しており、スキルアップの機会が多いことも特徴です。

 

公務員の種類


公務員には大きく分けて「国家公務員」と「地方公務員」の2種類があり、それぞれ役割や仕事内容が異なります。

 

【国家公務員】

国家公務員は、主に国の機関や関連する公共機関に勤務し、国家全体の業務を担当する公務員です。

国民全体に影響を及ぼす政策や法令の策定・外交・治安維持などを担当し、日本全土での均等なサービス提供を目指します。

代表的な職種には、外務省や財務省などの中央官庁で働く職員・国税庁の税務職員・裁判所で働く裁判所職員・警察庁や自衛隊などの治安維持に従事する職員が含まれます。

政策立案や法律の施行など、法令に基づいた活動が多いことが特徴です。

 

【地方公務員】

地方公務員は、都道府県や市区町村といった地域単位の行政機関で働き、住民に密着したサービスを提供するのが仕事です。

主に地域住民の生活に密接した業務を担い、地域ごとの課題に対応する役割があります。

代表的な職種としては、各市役所や町村役場の職員・教育委員会に所属する教員・警察署の警察官・消防署の消防士などがあり、地方ごとの政策を推進する部署や福祉関連業務なども担います。

地方公務員は、基本的に担当する地域内での業務となるため、転勤が少なく、地域密着型の業務が中心となることが特徴です。

 

公務員になるメリット


公務員になるメリットには、以下のような点を挙げることができます。

  • 安定した雇用と収入が得られる
  • 社会貢献度が高い仕事ができる
  • 福利厚生制度が充実している
  • スキルアップの支援を受けることができる
  • 年次有給休暇や休暇制度が整備されている

公務員になる最大のメリットとしては、雇用が安定しており、景気変動の影響を受けにくいことでしょう。

解雇のリスクが少なく、収入も安定しているため、長期的に計画性のある生活を送りやすいのが魅力です。

また、公務員は年金や健康保険などの社会保険制度が充実していることも特徴で、退職金制度や定期的な昇給も設けられています。

育児休業や介護休暇などの休暇制度も整っており、家族を持つ方にも適した職業といえるでしょう。

 

公務員のデメリット


公務員には多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 昇進や給与の上昇が緩やか
  • 異動や転勤が多い(特に国家公務員)
  • 業務の自由度が少ない
  • 公私の区別が求められる

公務員は給与体系が定められており、昇進や昇給のペースが一般(民間)企業と比べるとゆっくりしています。

成果による大幅な昇給やボーナスが少なく、実績や努力が給与に直接反映されにくい点は、公務員のデメリットの一つです。

また、公務員は法令や規則に基づいて職務を遂行するため、業務の裁量が限られていて、独自の判断や自由な発想で行動する機会が少なくなりがちです。

柔軟な働き方や独自のアプローチを求める人には不向きな環境かもしれません。

 

 

公務員試験の種類と特徴

公務員試験には種類と特徴があり、受験前にしっかりと理解しておくことが求められます。

公務員試験の種類と特徴について、ご紹介しましょう。

 

公務員試験の種類


公務員試験には「一般受験」と「社会人経験者採用受験」の2種類があります。

【一般受験】

一般受験は、主に新卒者や大学卒業後の若年層を対象とした公務員試験です。

一般受験の試験は、国家公務員や地方公務員の一般職に応募するためのもので、基本的には学歴に基づいて受験資格が定められています

 

【社会人経験者採用受験】

社会人経験者採用受験は、一定の社会人経験を有する人を対象とした公務員試験です。

社会人経験者採用受験の試験は、特に専門的な知識やスキルを持つ人材を公務員として採用することを目的としています。

受験資格には、職務経験年数が求められることが多く、一般受験よりも年齢層が高い受験者が多いことが特徴です。

 

公務員試験の特徴


公務員試験は、国や地方自治体で働く公務員を採用するために実施され、受験内容や難易度は職種によって異なります。

公務員試験には「国家公務員試験」と「地方公務員試験」があります。

国家公務員試験には、政策企画や法律立案を担う「総合職」・事務や現場業務を担当する「一般職」・専門的な分野で働く「専門職」などがあり、特に総合職は難易度が非常に高いのが特徴です。

地方公務員試験は都道府県職員や市区町村職員を対象とし、地域密着型の業務に従事するため、住民とのコミュニケーション力や地域知識も重視されます。

また、警察官や消防官は一般教養に加え、体力試験や身体検査が実施されるなど、職種に応じて異なる適性が求められることも覚えておきましょう。

 

公務員の職種


公務員の職種にはさまざまな種類があります。

どんな職種があるのか、主な職種をご紹介しましょう。

【事務職】

行政事務・企画・総務・人事・財務など一般的な事務業務を担当

【技術】

建築・土木・情報技術・環境など専門的な技術や知識を活かす職種

【福祉職】

社会福祉・児童福祉・障害者支援など福祉サービスを提供する職種

【教育職】

教員(小学校、中学校、高校)・教育行政職など教育に関わる業務

【警察官】

治安維持・犯罪捜査・交通指導などを担当する職種

【消防士】

消防業務・災害救助・火災予防活動などを行う職種

【医療職】

医師・看護師・保健師など公立病院や保健所での医療業務を担当する職種

【地方自治体職員】

市役所や町役場での住民サービス・地域振興などを担当

一般(民間)企業とは異なる職種もあるため、転職の際にはどんな職種に就きたいのかをじっくり考慮した上で受験することがポイントです。

 

国家公務員と地方公務員の違い


国家公務員と地方公務員は、いずれも公的な職務を担う職員ですが、その役割や採用方法、業務内容には明確な違いがあります。

国家公務員は、国の行政機関に属し、中央政府の政策を実施する役割を持っていることが特徴で、法務省・財務省・外務省などの省庁に所属し、国全体に影響を与える業務を担当します。

一方、地方公務員は、各都道府県や市町村の行政機関で地域の住民に直接サービスを提供する役割を果たしています。

地方公務員の業務は、教育・福祉・警察・消防など多岐にわたり、地域のニーズに応じた具体的な施策を実施していることが特徴です。

 

 

公務員と一般(民間)企業の違いは?

一般(民間)企業への転職と公務員への転職は転職後に大きな違いが生じます。

そもそも公務員と一般(民間)企業の違いはどんなところにあるのかを理解しましょう。

 

雇用の安定性


公務員は一般的に安定した雇用を持ち、解雇されるリスクが低いことが特徴です。

公務員制度により、職務を全うする限り職を維持できるため、長期的なキャリア形成ができます。

一方、民間企業は業績や市場の変動に影響されやすく、リストラや雇用契約の見直しが行われることも。

一般(民間)企業と比較すると、雇用の安定性が公務員の大きな特徴となっています。

 

給与・福利厚生


公務員の給与は、法律や規則に基づいて決定され、昇給やボーナスも定められています。

また、福利厚生や休暇制度の充実度も高く、年金制度や健康保険もしっかりと整備されているため、働きやすさという点ではメリットが多い仕事です。

これに対し、一般(民間)企業は給与水準や福利厚生が企業ごとに異なり、業績に応じた変動が大きいという特徴があります。

 

仕事の目的


公務員の主な目的は公共の利益を追求し、地域社会や国民にサービスを提供することで、法律や政策に従って業務が進められます。

対照的に、一般(民間)企業は利益追求を目的としており、競争の中で市場のニーズに応えることが重視されるため、経済的成果を求められることが特徴です。

 

職務の柔軟性


公務員の職務は、法律や規則に基づいているため、業務の進め方や内容は比較的固定されています。

一般(民間)企業では、業績向上や市場の変化に応じて、職務内容や業務プロセスの柔軟性が求められるのが通常です。

一般(民間)企業は新しいアイデアや改善策を取り入れやすく、迅速に対応する能力が必要とされます。

 

 

公務員へ転職するときに必要な準備

転職をする際には、一般(民間)企業でも公務員でも入念な準備が必要です。

ただし、公務員への転職は一般(民間)企業とは異なる点があります。

どんな準備を行うべきなのかをご紹介しましょう。

 

受験資格・スケジュールの確認


公務員の場合は1年を通して募集が行われているわけではないので、各自治体によって実施されるスケジュールを確認しましょう。

また、受験資格(年齢など)が職種によって異なるため、スケジュールと合わせて確認する必要があります。

試験日程や受験申込期間を事前に確認し、計画的に準備を進めることが大切です。

 

試験内容の把握と対策


公務員試験は一般的に筆記試験・面接・適性検査・小論文などが含まれます。

特に筆記試験では、一般教養や専門科目の知識が問われるため、過去に出題された問題や模擬試験を活用して、しっかりと対策を立てましょう。

参考書や通信講座などを利用して、必要な知識を習得しておくことがポイントです。

 

自己分析・志望動機の整理


公務員試験にむけての準備として、自己分析と志望動機の整理を行ってください。

公務員の職務は多岐にわたるため、自分がどの職種や分野に向いているかを理解することが重要です。

自己分析において適性を確認することで、志望する職種を絞り込み、自分に合った試験に臨むことができます。

また、志望動機を整理することも面接や書類審査での重要なポイントです。

公務員として働きたい理由や、その職務に対する熱意を具体的に説明できるようにしておくことで、面接官に対して自分の適性や意欲をアピールできるでしょう。

 

面接対策


一般(民間)企業への転職と同じく、公務員試験でも面接は採用に関わる重要な要素です。

特に、なぜ公務員を目指すのか、どのように貢献できるのかといった質問に対して、自分の言葉で自信を持って答えるためには、事前の準備が欠かせません。

面接では、志望動機や自己分析に関連した質問が多くなるため、あらかじめ整理しておくことで、予想される質問に対してスムーズに答える準備ができるでしょう。

 

 

公務員への転職を成功させるためのポイント

一般(民間)企業から公務員への転職は、ハードルが高いと思われがちですが、決して不可能ではありません。

公務員への転職を成功させるポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

徹底した情報収集を行う


公務員試験に関する各自治体の募集要項・試験内容について、徹底的に情報収集を行いましょう。

自分の目指す職種に関係する過去の試験問題や傾向を分析し、自分が対策すべきポイントを把握することが重要です。

試験の内容や日程、求められるスキルを理解することで、効果的な対策が可能になります。

 

現職との両立ができるかをチェックする


一般的に、公務員試験に合格するためには約800時間の勉強が必要だといわれています。(※教養科目・専門科目が出題される場合)

単純に1年で計算しても、1日2時間以上の勉強は必須ということ。

現職と勉強時間の確保の両立ができるのかをチェックしてみましょう。

忙しすぎて勉強時間が確保できないという場合は、取り組み方を再検討する必要があります。

 

転職エージェントを利用する


転職エージェントの中には、一般(民間)企業への転職だけではなく、公務員への転職をサポートしてくれるエージェントもあります。

登録時に公務員転職のサポートをしてくれるのかを確認し、自分一人での準備に不安があれば、ぜひ転職エージェントを利用してください。

専門のアドバイザーが試験・面接の対策などのサポートを行ってくれるため、一人よがりにならない転職を行うことができます。

 

 

一般(民間)企業から公務員への転職は可能!

一般(民間)企業から公務員へ転職する場合は、「社会人経験者採用受験」を利用することになります。

「社会人経験者採用受験」は「一般受験」よりも年齢制限が緩やかで、30代以上の受験者も多く見られることが大きな特徴。

即戦力としての役割が期待され、特定の分野での専門性や経験を活かして、即座に業務に貢献できることが求められます。

一般(民間)企業へ転職するのと同じように、万全の準備を整え、試験に臨みましょう。

一般(民間)企業から公務員への転職に不安がある場合は、ぜひ転職エージェントを利用してください。

転職エージェントの中には、公務員への転職をサポートしているサービスもありますので、公務員への転職に関するノウハウをしっかりと理解し、自分に合った職種にチャレンジすることをおすすめします。

 

 

【鳥取・島根求人ドットコムとは】


鳥取・島根求人ドットコムは、鳥取県・島根県のエリアに特化した求人サイトです。

エリア・職種・雇用形態・給与・こだわり条件から簡単に検索が可能!

完全無料でサービスをご利用いただけます。

ぜひお気軽にご相談ください。詳細はこちらから♪

 

★転職活動に役立つ記事を多数掲載!ぜひご覧ください★

関連記事

 

編集部のおすすめ記事