第二新卒の求職・転職で知っておきたいメリットとデメリット

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第二新卒とは、学校を卒業し一旦は就職したものの、数年のうちに転職活動を行う転職者のことを指します。

社会人経験があるというメリットがある反面、短期間で転職を行うデメリットを伴うこともあるため、入念な準備が必要です。

この記事では、第二新卒の求職・転職で知っておきたいメリットとデメリットについて、詳しく解説します。

この記事の目次

第二新卒とは?

第二新卒のメリット

第二新卒のデメリット

企業が第二新卒を採用する理由

第二新卒の転職活動を成功させるポイント

第二新卒の転職に不安がある方はキャリアアドバイザーへ相談!

 

 

第二新卒とは?

『第二新卒』という明確な定義はありませんが、多くの場合『学校を卒業して一旦就職したものの、数年のうちに転職活動を行うこと・人』を指します。

高校・専門学校・大学・大学院などを卒業後に就職して数年という計算になるので、20代の転職経験のないビジネスパーソンとして捉えられることが多いのが現状です。

新卒・既卒とどのような違いがあるのか、転職傾向はどうなっているのかについて、最初にご紹介しましょう。

 

新卒・既卒との違い


第二新卒と新卒・既卒の違いは、社会人経験の有無です。

新卒は学校を卒業し、初めて社会人として働く人のことを指します。

既卒とは、学校卒業後に社会人経験のない人のことです。

年代は同じでも、社会人経験があるか、学校を卒業してから就職までにブランクがあるかどうかで分けることができます。

 

第二新卒の転職傾向


第二新卒の転職傾向として挙げられるのは、強い安定志向です。

スキルアップのための転職はもちろん、就労条件や労働環境の向上を目的とした転職が多いことが考えられます。

規模の大きい企業や経営基盤の安定している企業を目標とすることが多く、IT業界や食品業界などが人気です。

給与・求人数の多さなどがポイントとなり、企業側も積極的に採用をしているケースもあるため、マッチングする率も高くなっています。

 

 

第二新卒のメリット

第二新卒として転職活動を行うことには、第二新卒ならではのメリットがあります。

求職者・企業側の双方に関係するメリットをピックアップしてみましょう。

 

社会人を経験している


社会人を経験していることは、大きなメリットです。

新卒として入社してから、多くの企業では研修を行い、ビジネスマナーやスキルを習得させます。

社会人経験があるということは、ビジネススキルを持った状態で入社するということ。

企業側も研修のコスト削減や即戦力としての採用ができるため、新卒・既卒にはないメリットがあります。

 

異業種にもなじみやすい


第二新卒は社会人経験があるものの、一つの企業や業種に染まりきっていないこともメリットといえます。

仮に前職とは異なる業種へ応募をしたとしても、中途採用よりも前職に影響されることが少ないと判断されるため、採用率も高いことが特徴です。

個々の企業が持つ『企業風土』にもなじみやすいこともあり、メリットとして受け取られるケースが多く見受けられます。

 

ライバルが少ない


第二新卒の就職活動は、新卒のときと比較すると圧倒的に応募者の数が少ないのが特徴です。

それはイコールライバルが少ないということ。

新卒で多くの学生が一斉に就職活動を行ったときとは、状況が異なります。

企業側も第二新卒枠として採用を行うこともあるため、スムーズな転職活動ができる可能性が高くなるといえるでしょう。

 

伸びしろがある


第二新卒は、社会人経験はあるもののまだ年齢が若いビジネスパーソンです。

年齢の若さは企業側にとって伸びしろがあると考えることができます。

これからまだまだ成長を期待できるという意味では、中途採用よりも企業側にとってメリットがあり、応募する側にとっても大きな武器になります。

 

ミスマッチが生じにくい


第二新卒は一度社会人として企業で働いています。

自分が実際に働いた中で、自分にはどんな仕事が向いているのか、どんな仕事が不得手だったのかという実体験をしているため、入社後のミスマッチが少ないこともメリットの一つです。

新卒にありがちな『こんなはずじゃなかった』『思っていたのと違う』といった働き始めないとわからないことを既に経験していることは大きな強みといえます。

自分に向いている仕事をわかっていることは、第二新卒の大きなメリットです。

 

 

第二新卒のデメリット

メリットの多い第二新卒ですが、反面デメリットも存在します。

理解しておきたいデメリットを3つご紹介しましょう。

 

マイナス評価を受ける可能性がある


短期間で転職活動を行うことに対し、マイナス評価を受ける可能性があることは理解すべきデメリットです。

採用担当者にとって『すぐに辞めてしまうかもしれない人材』は避けたいのが本音。

あまりにも短期間の場合や、複数回の転職を繰り返している場合は、退職理由を聞かれることが多いことを知っておきましょう。

 

知識・スキルが十分でない


就職した会社でビジネスマナーやスキルなどの研修を受けていたとしても、即戦力として採用するには知識・スキルが十分でないと判断されることもあります。

新卒に比べれば知識・スキルはあっても、中途採用のように即戦力として活躍できるかどうかを不安視する企業もあるからです。

前職でどのようなスキルを得たのか、社会人としてビジネススキルはどの程度あるのかなど、自己分析を行うことが必要になります。

 

新卒を重視する企業もある


企業の中には、新卒を重視する企業もあります。

そのような風土の企業は、第二新卒で採用される可能性は低くなるでしょう。

自分の希望する企業がどんな採用傾向があるのかを知らないでいると、スムーズな転職はできなくなってしまいます。

 

 

企業が第二新卒を採用する理由

近年では第二新卒を積極的に採用する企業も増えてきています。

企業側はどんな理由で、何を望んで第二新卒の採用を行っているのでしょうか?

 

新卒での人材確保が難しい


少子高齢化の影響は、少なからず就職市場にも及んでいます。

東京商工会議所の調べでは、新卒者の採用計画人数に満たなかった企業は48.3%にも上り、募集はしたものの内々定者がいない企業は19.6%もあります。

企業が新卒採用に苦戦していることは明白で、人材確保が難しいという背景が理由だと考えられるでしょう。

 

早期離職者が多い


新卒で採用したものの、早期で離職する社員が多い企業では、人材確保を第二新卒に求めることがあります。

厚生労働省の調べでは、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者35.9%、新規大卒就職者31.5%と、10人に3人が離職しているという結果が報告されています。

早期離職者で人材不足となった会社が、第二新卒の採用という戦略を考えていることは珍しくありません。

 

通年で採用ができる


採用時期の決まっている新卒とは異なり、第二新卒は通年で採用することができます

企業側のタイミングで採用時期を決めることができるため、新卒よりも採用しやすくなるといえるでしょう。

 

育成コストを抑えることができる


第二新卒は、企業にとって育成コストを抑えることができるというメリットがあります。

第二新卒は基本的なビジネスマナーやスキルの研修を既に受けてることがほとんどのため、新入社員のようにコストをかけて育成する必要がないからです。

新卒・既卒と比較すると、独り立ちできるまでの期間も短いのも企業にとってはメリットになります。

 

 

第二新卒の転職活動を成功させるポイント

第二新卒はメリットが多い反面、デメリットも存在することから、しっかりとした準備や心構えが必要です。

第二新卒の転職を成功に導く4つのポイントをご紹介しましょう。

 

転職理由を明らかにする


第二新卒の転職では『なぜ転職したいのか』という理由を明らかにすることがポイントです。

新卒で入社した会社を辞めて転職したいと思った経緯は何なのか、自分で納得のいく理由がないと、転職をしてもまた短期間で辞めることになります。

転職理由を明らかにすることで、自分が応募すべき企業が見えてくることはもちろん、入社後のミスマッチを減らすこともできるでしょう。

 

選択肢を広げる


第二新卒の転職活動は、選択肢を広げることも重要です。

新卒とは異なり、自分の応募したい企業が第二新卒を必ず採用しているとは限りません。

万が一採用をしていなかった場合、選択肢が狭すぎると行き詰ってしまいます。

業種・職種・企業規模・給与などの条件を複数ピックアップし、柔軟に対応できる姿勢を持つことが大切です。

 

自己分析を行う


第二新卒の人が転職活動を行う際は、自己分析を徹底して行いましょう。

転職時の自己分析とは、さまざまな面から『自分』を深掘りし、スキルやキャリア、自身の長所や短所などを明確にするために行うものです。

自己分析は就活時にも行うものですが、転職時に行う自己分析との違いは就業経験の有無になります。

  • 今までに得たスキルやキャリアをどのように活かせるのか
  • 自分のどんな部分が会社に貢献できるのか

などを明確にしてみましょう。

 

あわせて読みたい!

 

企業側とのミスマッチを防ぐ


企業側とのミスマッチを防ぐために、入念な情報収集は絶対に必要です。

事業内容はもちろん、企業理念・社風・求められる知識やスキルなど、さまざまな情報媒体を利用して、チェックしてみてください。

実際に面接で会社を訪問したときの雰囲気や担当者の対応なども参考になります。

 

 

第二新卒の転職に不安がある方はキャリアアドバイザーへ相談!

第二新卒の転職活動は、新卒のときと違って一人で行うことになります。

就職活動と転職活動は、目的は同じでも過程が異なることが特徴です。

一人で成功するかどうか、わからないことが多くて不安だと感じるなら、キャリアアドバイザーへ相談をしてみましょう。

鳥取・島根求人ドットコムは鳥取・島根エリアに特化した求人サイトです。

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第二新卒の転職に不安がある方は、ぜひ転職エージェントやキャリアアドバイザーの利用を検討してしてみてください。

 

 

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