働き方改革の推進によって、ここ数年でリモートワークを導入する企業が急速に増加しています。
リモートワークの普及により通勤が不要になったことで、都心から地方への移住を希望者が増加し、鳥取県にも移住する人も増えています。
UIターンで転職を検討する場合、情報収集は不可欠ですが、自分の住む地域の住宅事情が気になる…という人は多いはずです。
そこでこの記事では、鳥取県での転職を検討されている方向けに、鳥取県の『家』に関する情報をご紹介！
移住にまつわる県の支援制度なども整備されているので確認してみましょう。
鳥取県の家賃相場を知る
引越しや移住を検討したときに、まず最初に気になるのは、移住先の家賃相場ではないでしょうか。
家賃は固定費として、毎月決まってかかる費用です。
自分の住みたい地域や間取りの相場を知り、どの程度の費用が発生するのかを試算しておくことはとても重要になります。
物件情報サイトSUUMO(スーモ)の算出した目安を基に、鳥取県の家賃相場を間取りごとにご紹介しましょう。
ワンルーム
ワンルームは、単身者にとって気軽に住める間取りの1つです。
近年では収納も充実し、ロフトなどがあることで実際のワンルームよりも空間を広く使える物件も増えてきています。
同じワンルームでも鳥取県の物件は16㎡から33㎡と広さが異なるので、家賃だけではなく、自分の荷物の多さや家具の有無などを考えて物件を選ぶことがポイントです。
【鳥取県の家賃相場・ワンルームマンション／アパート】
- 米子市：4.0～4.4万円
- 倉吉市：3.7～4.1万円
- 西伯郡：3.7～4.0万円
- 東伯郡：3.6～3.9万円
- 鳥取市：3.7～3.8万円
- 境港市：3.4～3.8万円
- 八頭郡：3.3～3.6万円
参考：鳥取県の市区郡から賃貸家賃相場を調べる｜【SUUMO】
2LDK～
2LDKは、リビング・ダイニング・キッチンが1つの空間にあり、他に部屋が2つある間取りのことです。
家族でも生活しやすいLDKの間取りは人気が高く、アパートやマンションなど多くの集合住宅で採用されている間取りになります。
2LDKの場合の専有面積は50～65㎡が相場なので、最初から2人で住む場合や、1Rでは手狭だという人におすすめです。
【鳥取県の家賃相場・2LDK～・マンション／アパート】
- 米子市：5.9～6.3万円
- 鳥取市：5.7～5.9万円
- 西伯郡：5.4万円
- 境港市：5.0～5.4万円
- 八頭郡：5.3万円
- 倉吉市：5.3万円
参考：鳥取県の市区郡から賃貸家賃相場を調べる｜【SUUMO】
3LDK～
3LDK～の間取りは、家族向けの一般的な間取りとして、分譲住宅や賃貸住宅で多く見られます。
家族が増えたり、子どもの部屋が必要になったりするタイミングや、最近ではルームシェアでの利用を検討されることもあるようです。
専有面積は70～80㎡が平均で、リビングや居室の広さによって使い勝手が異なります。
【鳥取県の家賃相場・3LDK～・マンション／アパート】
- 米子市：7.0～7.4万円
- 鳥取市：6.9～7.0万円
- 倉吉市：6.2～6.6万円
- 岩美郡：5.9～6.3万円
- 境港市：5.9～6.2万円
- 八頭郡：5.9～6.2万円
- 西伯郡：5.8～6.2万円
- 東伯郡：5.6～5.9万円
参考：鳥取県の市区郡から賃貸家賃相場を調べる｜【SUUMO】
鳥取県の家賃相場の特徴とポイント
転職による鳥取県へのUIターンを希望するときは、生活の基盤となるその土地独自の家賃相場のポイントを押さえておくことが大切です。
鳥取県の家賃相場の特徴とポイントをご紹介しましょう。
家賃相場を左右する条件
家賃相場は、いくつかの条件によって左右されます。
- 駅・周辺施設などの立地条件
- 駐車場の台数
- 間取り
- 築年数
- 部屋内の設備
- 部屋の階数
などが主な条件です。
鳥取県は車での移動がメインの地域なので、駐車場の台数はポイントになります。
また、病院や学校などに通う家族がいる場合は、不便がないか立地環境を確認しましょう。
鳥取県の家賃相場の特徴
鳥取県は、地域によって家賃相場が大きく異なる特徴があります。
同じ市区町村でも駅が近ければ高くなり、学生の多い地域では周囲に比べて安価な家賃相場になっています。
鳥取県の家賃相場でもっとも高いのは米子市、次に倉吉市、鳥取市です。
利便性などの生活環境を重視するか、家賃相場を重視するかによって、選ぶ物件・地域も変わってくるといえるでしょう。
鳥取県のおうち事情・補助金や助成金
鳥取県の各自治体では移住定住促進の施策として、さまざまな制度を設けています。
条件がある制度がほとんどなので、自分が条件に該当するか、生活を希望する地域の情報を必ずチェックしましょう。
ここでは主に3つの制度についてご紹介します。
移住支援金（鳥取県）
移住支援金は、東京圏から鳥取県へ移住し、就業または起業した方の経済的負担を軽減する移住支援金を支給する事業です。
- 「とっとりビジネス人材・求人紹介サイト」に移住支援金の対象として掲載する求人に応募して就業すること
- 起業支援事業「鳥取県ローカルベンチャー支援補助金」の交付決定を受けること
- 移住支援金の対象法人に継続して3ヵ月以上在職すること
- 居住地の市町村への転入後3ヵ月以上が経過していること
- 転入先の市町村に移住支援金の申請日から5年以上継続して居住する意思を有していること
などが条件になります。
2人以上の世帯での移住には100万円、単身での移住の場合は60万円が支給される制度です。
参考：鳥取県に移住・就業・起業される方に、移住支援金（最大100万円）を支給！｜鳥取県公式サイト
鳥取市Uターン者就職活動交通費支援事業補助金（鳥取市）
鳥取市Uターン者就職活動交通費支援事業補助金は、「鳥取市Uターン支援登録制度」に登録した方を対象に、鳥取市内で行う就職活動に必要となる交通費の一部を補助する制度です。
- 就職活動を行った年度の3月31日時点で、満18歳以上40歳未満の人
- 就職活動時に鳥取県外に住んでいる人
- 「鳥取市Uターン支援登録制度」に登録している世帯
- 鳥取市内の企業等へ就職を希望する人
上記の条件に該当すれば、採用試験・面接・説明会などで鳥取市へ来るために必要となった往復交通費実費相当額が支給されます。
若年層移住定住者住宅取得支援補助金（北栄町）
鳥取県の北栄町では、定住のために住宅を取得する若年層に向けて、補助金を支援しています。
- 平成30年4月1日以降に北栄町に転入した人
- 住宅の契約者が満18歳から満45歳までの人
- 町内に定住の意思がある人
- 過去3年間北栄町に住民登録していない人
などの条件があり、住宅の取得に要した経費が対象です。
- 県外から転入して新築住宅を購入した場合：上限200万円
- 県外から転入して中古住宅を購入した場合：上限30万円
- 県内から転入した場合：上記上限金額の1/2
が交付される制度になります。
まとめ
鳥取県は気候も温暖で、住みやすい地域として移住希望者にとても人気があります。
家賃相場は、地域によって同じ間取りでも差が大きいのが特徴です。
家族構成や生活状況に応じて、適した地域を探してみましょう。
また、移住者に対する施策が多く設けられています。
利用できる制度があれば積極的に活用し、鳥取県での生活がより有利にスタートできるようにしてみてください。
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