履歴書にある「本人希望記入欄」。
「何を書けばいいの?」「空欄でもいいの?」と悩んだ経験はないでしょうか?
実はこの欄の書き方ひとつで、採用担当者に与える印象が大きく変わることも少なくありません。
この記事では、本人希望記入欄の基本から、やってはいけないNG例、希望の上手な伝え方までを解説。
ケース別の記入例もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
履歴書の本人希望記入欄って何を書くところ?
まずは「本人希望記入欄」の役割について確認しておきましょう。
ここは応募者がどうしても譲れない条件を企業側に伝えるための項目です。
ただし、何でも書いていい場所ではありません。
特別な希望がなければ『貴社規定に従います』
本人希望記入欄に特別な希望がない場合は、『貴社規定に従います』と記載するのが一般的です。
これは企業側への信頼と、柔軟な姿勢を示す意味でも好印象につながります。
『特になし』とだけ書くより、丁寧な印象になるでしょう。
『給与・勤務地・勤務時間』など希望がある場合に書く
勤務地や勤務時間、給与などでどうしても譲れない条件がある場合は、この欄に記載しましょう。
例えば「転勤不可」や「通勤時間の制限がある」など、事前に伝えておくべき事情がある場合に使います。
ただし、企業側が受け入れやすい書き方を心がけることが重要です。
履歴書の本人希望記入欄のNG例は?
本人希望記入欄は自由に書けるからこそ、書き方には注意が必要です。
悪気はなくても、採用担当者に『自己中心的』『配慮がない』といった印象を与えてしまうケースも…。
以下のような書き方には気をつけましょう。
希望条件を一方的に並べる
- 給与は月30万円以上
- 完全週休二日制
- 定時退社希望
など、自分の希望だけをずらりと並べるのはNGです。
まるで条件提示書のように見え、協調性に欠ける印象を与えてしまいます。
抽象的すぎて伝わらない
- 柔軟な勤務体系を希望します
- ライフワークバランスの取れた働き方が理想です
など、具体性に欠ける表現も避けましょう。
企業側は実際にどのような働き方を望んでいるのかを知りたいのです。
曖昧で抽象的な表現には注意してください。
ネガティブな表現
- 前職では残業が多く苦痛でした
- もうブラック企業では働きたくありません
といったネガティブな内容も、印象を悪くします。
過去の不満ではなく、これからどう働きたいかを前向きに伝えることが大切です。
本人希望記入欄の正しい書き方
本人希望記入欄は、たとえ希望がなくても丁寧に記載すれば印象アップにつながります。
希望がある場合でも、伝え方に工夫をすることで企業とのミスマッチを防ぎつつ、好意的に受け取ってもらえる可能性が高まりますよ。
『特に希望なし』でも印象良く
『特になし』『特に希望なし』の場合でも、書き方を工夫しましょう。
『特に希望はございません。貴社の規定に従います。』といった一文にすることで、丁寧かつ誠実な印象を与えることができます。
ただ『希望なし』とだけ書くよりも断然、好感度が高くなります。
希望がある場合は譲歩姿勢を見せるのがコツ
希望条件を伝える際は、『可能であれば』『支障がなければ』といったクッション言葉を使い、譲歩する姿勢を見せましょう。
たとえば「ご迷惑をおかけいたしますが、現職の引き継ぎの関係で〇月〇日以降の入社を希望しております。日程につきましては、可能な限り調整いたします。」などがお手本です。
希望の伝え方は簡潔+理由+柔軟さ
希望を書く際は、ダラダラと長くならないよう簡潔に書きましょう。
理由も一言添えると説得力が増します。
前項で述べたクッション言葉を使用し、柔軟さも忘れないでください。
希望を伝えつつ、ここで働きたいという前向きな姿勢を伝えるのがポイントです。
【ケース別】本人希望記入欄の記入例
では実際に、どのように書けばよいのか?希望の有無や内容ごとに、具体的な記入例をご紹介します。
希望なしの場合
このように記載することで、柔軟な対応が可能であることを伝えられます。
勤務地を希望する場合
希望を伝えつつ、柔軟な姿勢を見せる表現です。
勤務時間を希望する場合
理由を簡潔に添えることで、理解を得やすくなります。
まとめ
履歴書の本人希望記入欄は、「書かなくてもいい欄」ではなく、あなたの姿勢や考え方が見られる場所です。
希望がない場合も、丁寧な表現で対応を。
希望がある場合は、伝え方を工夫して企業との信頼関係を築く第一歩にしましょう。
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