島根県は移住先として人気のある地域です。
『住みたい田舎ベストランキング』では上位にランキングすることも多く、老若男女を問わず高い関心度を集めています。
しかし都心部から地方への移住は生活するうえで異なる点も多く、事前の情報収集が欠かせません。
この記事では、島根県への移住を検討されている方に向けて、チェックしなければいけないポイントを5つご紹介します。
1・転職(就職)先は移住前に決めておくこと
転職を伴う移住の場合は、移住の前に就職先を決めておくことが基本です。
テレワークができる職業や、リモートワークが可能なフリーランスなどの場合は必要ありませんが、職場を新しく探すという場合は、生活が不安定になる可能性が高いので、移住前に転職活動を行っておくとよいでしょう。
なぜ移住前に転職先を決めるのか
移住をしたとしても、その先には日々の生活が待っています。
家族と一緒に移住する場合はもちろん、仕事がなければ収入も途絶え、生活に窮する可能性が出てくるからです。
『貯蓄があるから大丈夫』という場合でも、地方は都心部に比べると求人が少ないのが一般的…仕事がなかなか決まらないという状況が起きてしまうかもしれません。
移住後にどのような生活をするのか、そのシミュレーションに応じた仕事探しを移住前にきちんと行っておきましょう。
下調べの期間や費用は余裕をもって
移住は通常の引越しとは異なり、生活基盤の全てを知らない土地へ移すことです。
Uターンなど、以前住んでいたふるさとへ移住をする場合は知見があるのでOKですが、Iターン・Jターンなどの場合は、下調べをしっかりと行う必要があります。
実際に現地へ赴いたり、移住の準備をするために退職をしたりすることが多いので、その間の生活費などを確保しておくこともポイント。
慌てて準備をするのではなく、余裕を持ったスケジュールで対応できるようにしましょう。
自治体の支援策を把握することも大切
島根県では、自治体による移住支援策があり、しまね移住ポータルサイト『くらしまねっと』にはこれから島根へ移住を検討する方に向けた支援策が、カテゴリーごとに紹介されています。
- 交通費助成
- 引越し費用割引
- UIターン応援カード
- 無料職業紹介
- 産業体験
- わくわく島根生活
- 実現支援事業
- しまねUIターン
- テレワーク支援事業
- 各市町村の支援制度
- 島根県の移住ガイドブック など
交通費の助成や引越し費用の割引など、経済的な支援もあるため、どんな支援があるのか、自分は条件に該当するのかなどを把握しておくことも大切です。
2・運転免許の取得・車の準備をしておく
島根県に移住をする場合は、運転免許の取得や車両の準備をしておくことが必要です。
車の使用頻度を考えると、カーシェアやレンタカーなどを利用することは難しくなります。
島根県での生活には車が必須
島根県での生活には、車が必須です。
島根県が平成27年に行った調査では、島根県自動車の普及率は204%、通勤・通学で自動車を利用する率は73%にも上っています。
公共交通機関よりも自家用車での生活が基本になることを覚えておきましょう。
車両の確保
移住前に車両を保有していない人は、車両を確保することが必要になります。
都心部ではあまりありませんが、地方での生活では『車は1人1台』と言われます。
通勤にも通学にも、生活をする上で車は絶対に必要なので、どんな生活を送るのか、どんな場所に住むのかなどを決めた上で、車両の準備をしなければいけません。
車両の購入や維持には思ったよりも経費がかかります。
移住後の生活設計には必ず組み込むようにしましょう。
車の運転に慣れておくことも重要
免許は持っていても普段運転することが少ない…という人は、車の運転に慣れておくことも重要です。
島根県へ移住した際には、毎日車を運転し、さまざまな場所へ行くことになります。
事故などを起こさないようにするために、ぜひ車の運転には慣れておいてください。
3・移住先への視察をできる限り行う
Uターンで島根県の知見があるという人は別ですが、Iターン・Jターンなどで島根県に住んだことがないという人は、移住前に視察を行う必要があります。
どこに住むのかによって生活は大きく変わる
島根県のどこに住むのか、場所によって生活は大きく変わります。
市街地であれば便利な場所もありますが、市街地から離れた場所に住むのであれば、生活インフラの確認は絶対に必要です。
家族を伴う移住であれば学校や医療機関の場所、毎日の生活に必要なスーパーなどの有無、最寄りの駅からの距離や公共交通機関の充実度などを調べておくと良いでしょう。
住宅の確保は必ず移住前に!
移住先で住居が決まっていない場合は、必ず移住前に視察を行った上で決めておかなければいけません。
近年では住宅情報サイトなどで部屋の様子がわかる写真や動画などが多く紹介されていますが、実際に足を運んでみることも大切。
実家への同居以外の方は、移住前に住居の確保を行ってください。
移動するための交通費は盲点になる
移住時にかかる費用は、引越しや住居の準備だけではありません。
意外と盲点になるのが移動するために必要となる交通費です。
移住前には必ず移住先へ足を運んで、実際に生活をするシミュレーションを行う必要があります。
島根県から離れた地域に住んでいる方の場合、島根県へ視察に行くときにかかる交通費はかなりの金額になるでしょう。
どのくらいの頻度で赴く必要があるのか、移住の際の費用計画には必ず移動の交通費を組み込むことが肝心です。
4・情報収集は積極的に行う
移住時にもっとも重要になるのが、移住先に関する情報収集です。
インターネットだけではわからないことも多いので、注意しなければいけません。
移住における情報収集の重要性
Uターン以外のIターン・Jターンの場合、移住先の様子がわからないことが大きなデメリットになります。
実際に住んでみなければわからないことも多いですが、情報収集を怠ったために『こんなはずじゃなかった』『思っていたのと違った』と移住自体を後悔する人の事例も多いのが現状です。
いざ移住をしたのに生活が合わない…ということにもなりかねないので、情報収集は何よりも優先して行う必要があります。
各自治体によって支援策の基準が異なる
移住先として人気のある地域も、各自治体によって支援策の基準が異なります。
- 助成金の金額
- 支援を受けることができる条件
- 支援の種類
同じ山陰地方でも島根県と鳥取県では支援策が異なります。
島根県へ移住することで受けられる支援や助成金などをしっかりと調べ、自分達の生活にどのくらいのメリットがあるのかを把握することが大切です。
口コミサイトなどもチェック!
移住人気の高まっている近年では、さまざまな口コミサイトなどが開設されています。
島根県の口コミサイトだけではなく、移住者全体の口コミサイトなどもあるので、ぜひ検索してチェックしてみましょう。
実際に住んでみて感じたことや、失敗談なども散見されます。
移住前に対策できることなども見えてくるので、口コミサイトのチェックも時間の許す限り行ってみてください。
5・年収のギャップと生活コストを把握する
都心部から地方への移住は、生活に大きな変化があります。テレワークなどで勤務先が変わらない人は別ですが、新たに島根県で転職先や就職先を見つけて生活する場合には、年収のギャップを理解しておきましょう。
ちなみに平均年収.jpの調査では、以下のように平均年収にギャップがあります。
- 島根県:403.2万円
- 東京都:612万円
- 大阪府:523万円
- 神奈川県:536万円
- 鳥取県:384万円
地方での生活は住居費や食費などが抑えられるのは事実ですが、その分稼げる金額も都心よりは低くなりがちです。
- 移住前よりも高くなるもの
- 移住前よりもコストを抑えられるもの
をピックアップして、今までの生活がどのように変わるのか、収入と支出の双方で考える必要があります。
今まで都心部などに住んでいて車を所持していなかった人は、ガソリン代や車検代などの維持費や、車両代なども少なくない支出となることを頭に入れておくとよいでしょう。
まとめ
島根県は移住先として人気のある地域です。
しかしIターン・Jターンなど、島根県に知見のない人にとっては、入念な準備や情報収集が必要になります。
実際に現地へ足を運んでみることはもちろん、インターネットなどを駆使して、これからの生活をしっかりとシミュレーションしてみることが大切です。
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