転職・就職前に必読！雇用契約書のチェックポイントとは？

2023.09.13掲載

就職・転職時は多くの書類を扱います。

提出する書類の作成はもちろん、企業側から受け取る書類の確認や署名・捺印など、煩雑ともいえる手続きに苦手意識を覚える方も少なくないでしょう。

雇用契約書は就職・転職時に必須の書類で、労働者と雇用主のあいだで取り交わす重要な書類です。

この記事では、雇用契約書にはどんなことが書かれているのか、どのポイントに注意してチェックするべきなのかなど、雇用契約書に関する情報をご紹介します。

これから就職・転職をされる方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

雇用契約書とは？

雇用契約書とは、雇用関係における労働者（従業員）と雇用主（企業や団体）との間で締結される合意書です。

雇用契約書には雇用関係に関する詳細な条件や規定が含まれており、双方の権利と義務を定めるための文書になります。

雇用契約書に明示しなければいけない項目や労働条件通知書との違いについて解説しましょう。

 

雇用契約書に明示義務がある項目

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厚生労働省は、採用時の労働条件の明示について以下のように定めています。

引用：労働基準のよくある質問｜厚生労働省

ただし、企業によっては雇用契約書ではなく、労働条件通知書などで条件を記載するケースもあります。

これから働く上では確認する必要のある項目ばかりですので、少々面倒に感じるかもしれませんが、しっかりと確認をするようにしましょう。

 

労働条件通知書との違い

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労働条件通知書とは、労働者（従業員）と雇用主（企業や団体）との間で労働条件に関する合意を文書で記録するための書類です。

雇用契約書と内容的には似ているものがありますが、2つのポイントで大きな違いがあります。

雇用契約書・労働条件通知書の双方とも、企業側は法的に定められた『労働条件を書面化し明示する義務』を果たしていることになりますが、労働条件通知書の場合は署名・捺印がないため、トラブルが起きた場合の保証ができません。

労働条件通知書しか交付されなかった場合は、雇用契約書がどうなっているのかを雇用主に確認することをおすすめします。

 

 

雇用契約書で必ずチェックすべき7つのポイント

雇用契約書が交付されたら、必ずチェックすべきポイントがあります。

将来的に自分が働くときの条件に直結しますので、しっかりと押さえておきましょう。

 

1・雇用（契約）期間

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雇用（契約）期間は、最初に確認したいチェックポイントです。

いつから働くのか、いつまで働けるのかを必ず確認しましょう。

契約社員として働く場合は、契約の満了期間をしっかりとチェックしてください。

また、在職中の転職活動の場合は、入社日と現職の退社日のすり合わせを行い、調整することが重要です。

 

2・就業場所

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実際に自分の働く場所はどこなのかが記載されています。

募集要項や面接時の話の内容と食い違いがないか、転勤の可能性があるかなどを確認しましょう。

支店・工場・他の事業所などがある場合は、転勤が条件に含まれていることも考えられるので注意してください。

 

3・業務内容

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入社後に任される仕事の内容も記載されていますので、面接時と相違がないかを確認します。

将来的な業務変更や追加業務についての規定も確認することが大切です。

 

4・給与と報酬

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給与や報酬・支払い日・ボーナスの有無など、金銭的な条件が正確に記載されているか確認します。

 

5・勤務条件

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勤務時間・休憩時間・残業に関する規定が適切に記載されているか確認します。

労働時間の上限や休憩の義務などが含まれているかチェックしましょう。

 

6・福利厚生

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健康保険・退職金・年金・有給休暇などの福利厚生に関する規定が含まれているか確認します。

福利厚生についての正確な情報が記載されているかチェックしてください。

 

7・退職について

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退職に関する条件・予告期間などについての規定が正確かつ適切に記載されているか確認します。

退職時の権利や義務について理解することが重要です。

 

 

雇用契約書の条件に納得できない！そんなときどうする？

あって欲しくないことですが、万が一雇用契約書の条件に納得ができない場合はどう対応すれば良いのでしょうか？

3つの対処法をご紹介しますので、注意してください。

 

安易に署名・捺印をしない

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雇用契約書の内容が『聞いていた話と違う』という場合は、安易に署名・捺印をしてはいけません。

署名・捺印をすることで合意したという証明になってしまうからです。

少しでも違う条件が合った場合は、一旦署名・捺印をするのは保留にしておきましょう。

 

企業の担当者へ確認をする

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納得のいかない条件・聞いていた話と違う条件が記載されていた場合は、企業の担当者へ確認をします。

このときに注意したいのは、指摘（確認）の方法です。

一方的に「間違っているのでは？」と責め立てるのはNG。

など、前向きな言い方で印象を悪くしないことを心がけてください。

 

転職エージェントに任せる

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転職エージェントを利用して活動をした場合は、転職エージェントが条件交渉を行ってくれることがあります。

自分では聞きにくいことでも、交渉のプロに任せることで納得のいく結果を得られるでしょう。

自分で確認や交渉をするのは気が引ける…という場合は、今までのいきさつをエージェントに説明して、条件交渉を依頼してください。

 

 

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まとめ

就職・転職時には多くの書類を扱いますが、それぞれが重要な意味を持つ書類になります。

一つひとつの書類にどんな意味があるのかを理解した上で、きちんと確認をする習慣を持ちましょう。

特に雇用契約書は働く上で非常に重要な書類です。

記載内容を確認し、面接時の話や募集要項などと食い違いがないかどうかをしっかりとチェックしましょう。

少しでも転職活動に不安がある場合は、信頼できる転職エージェントを利用して、的確なアドバイスを受けることをおすすめします。

 

 

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