未経験の職種へ転職を検討している人は、どんな業務内容なのか、必要なスキルは何なのかなどをしっかりとリサーチすることが重要です。
資格や免許には必要な課程や条件があるものも多く、簡単に取得はできないと考える方も少なくありません。
しかし中には転職活動中に取得できる資格や働きながら取得できる資格もあります。
そこでこの記事では、未経験の職種に転職を検討している方に向けて、転職に有利になる資格や免許を職種ごとにご紹介します。
転職に資格・免許が有利な理由とは?
転職で資格や免許を持っていることで有利になる理由は2つあります。
1つ目は選択肢が広がることです。
転職活動をしていると、求人票に条件が記載されていることがあります。
条件に資格の取得(保有)が挙げられている場合は、無資格の人は応募できません。
資格や免許を取得しておくことで、応募できる企業が増えることになります。
2つ目は給与UPの可能性が高くなることです。
未経験でも資格や免許を取得していることで、資格手当が支給されたり、労働条件の交渉を有利にできたりすることがあります。
特に企業側が必要としている資格を保有している場合は、好条件での雇用が期待できるでしょう。
未経験の転職に有利な資格・免許【営業職】
初めて営業にチャレンジしたいと転職を考えている方におすすめの資格を3つご紹介します。
MOS
MOSは『マイクロソフトオフィススペシャリスト』の略で、パソコンスキルを証明してくれる資格です。
「営業職でパソコン?」と思われる方もいるかもしれませんが、営業で使用するプレゼン資料の作成やデータの集計、報告書の作成など、営業職も商談時以外はパソコンを使用する業務が多くなります。
スペシャリストとエキスパート、2段階のレベルがあり、受験資格はないので誰でも挑戦することが可能です。
TOEIC
英語でのコミュニケーション能力を証明する試験で、世界共通で行われています。
合否ではなくスコアが算出されるので、TOEICをビジネスで活かすためには、700点以上(990点満点)のスコアが必要です。
平均スコアは580~600点ほどなので、700点以上のスコアを持っていれば、英語力のアピールに役立ちます。
グローバル展開を行っている企業であれば、TOEICのスコアは非常に注目されますので、ビジネスレベルに到達できるような準備が必要です。
営業士
営業士とは、文部科学省が認定している公的資格で、資格試験が年2回行われています。
営業活動やマーケティングの基本・プレゼンの基礎知識・マネジメント・リーダーシップなど、営業活動に必要なスキルの検定です。
初級・上級・マスターの3ステップがあるため、マーケティング・セールスのスペシャリストとしてスキルアップしていくことができます。
未経験の転職に有利な資格・免許【事務職】
事務職はどの企業でも必要とする重要なポジションです。
人気も高いため、事務職に活かせる資格を取ることは大きなアピールポイントになります。
ITパスポート試験
ITパスポートは経済産業省が認定する国家資格です。
IT関連のセキュリティ・ネットワーク・マネジメントに関する知識を証明できます。
ITパスポート試験の特徴は、50.7%と合格率が高いことです。
特に社会人の合格率は60.8%となっていますので、事務職を目指す人は転職までに挑戦してみることをおすすめします。
秘書検定
秘書検定は秘書の仕事に求められる知識・技能について証明できる資格試験です。
秘書としてだけではなく、ビジネス文書の作成・電話応対・一般常識など、社会人としての基礎的な知識が問われます。
3級・2級・準1級・1級の4段階に分かれており、一般事務の仕事に有効なレベルは準1級以上です。
合格率は39.0%と難易度も高いですが、一般事務としては非常に有効なアピール材料となります。
日商簿記検定
日商簿記検定は、一般事務だけではなく経理や財務部門でも活かすことのできる資格です。
即戦力としてアピールできるのは2級以上といわれていますが、3級でも基礎的な商業簿記を身に付けることができます。
事務職の中でも経理事務を目指す人にとっては、有力なスキルです。
2級以上は合格率20%と狭き門ですが、キャリアアップの一つとして挑戦する価値はあるといえるでしょう。
未経験の転職に有利な資格・免許【介護職】
介護職は未経験・資格なしでも勤務できることが多い職種です。
働きながら資格を取れる施設や事業所もあるので、やる気次第でスキルアップができる職種ともいえます。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、厚生労働省が定めている介護職として働く上で必要な知識や技術を習得するための研修のことです。
講義と実技を合わせて約130時間受講し、修了試験に合格すると取得できます。
通学だけではなく通信との組み合わせでも研修受講ができ、終了後は介護施設や訪問介護事業所などで勤務することが可能です。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、以前のヘルパー1級に相当する資格で、介護福祉士を目指す人にとっては取得しておかなければいけない資格です。
初任者研修修了では行えない訪問介護計画・指定訪問介護に関する書類を作成できるサービス提供責任者として勤務することができます。
介護福祉士実務者研修も働きながら取得できる資格です。
施設や事業所によっては取得費用を負担してくれるケースもありますので、介護職として長く勤務したい人は、ぜひ取得したい資格といえるでしょう。
普通自動車第一種免許
意外かもしれませんが、普通自動車の免許は介護職に欠かせないものです。
- 訪問介護で使用する
- デイサービスなどの送迎で使用する
- 勤務する施設が郊外にあることが多い(通勤に必要)
など、車を使用することが多い特徴があります。
都市部では車の必要性を感じないために、免許を取得していないという人も少なくありませんが、介護職を目指すのであれば普通自動車第一種免許は持っていた方が有利です。
企業ニーズの高い資格3選
資格の中には業種・職種を問わず、企業のニーズが高い資格があります。
難易度は高くなりますが、取得することで大幅なキャリアアップができるものです。
企業ニーズの高い代表的な資格を3つご紹介しましょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての活動を認定する国家資格です。
企業の経営に関する知識を有しているという証明になるので、コンサルタント業はもちろん、金融業や他の業界でも即戦力として活躍することができます。
企業としても難易度の高い資格を有している人材ということで、ニーズが非常に高い資格といえるでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは暮らしとお金に関するスペシャリストです。
ファイナンシャルプランナーの資格をフルに活かせるのは、金融・保険・不動産・会計事務所などの業界です。
ファイナンシャルプランナーの資格は1級~3級までありますが、企業のニーズが高まるのは2級以上といわれています。
金融関係のさまざまな知識を習得しなければいけないので難易度は高いですが、その分企業からの期待値も高くなります。
キャリアカウンセラー
キャリアカウンセラーとは、仕事に関わる相談を受けて、課題や悩みの解決へつなげていく役割を担う国家資格です。
キャリアカウンセラーのニーズは企業だけではなく、就職支援機関のコンサルタントや就職説明会でのカウンセリングなど、さまざまな場面で必要とされています。
試験の合格率は50%前後と比較的高めであることから、挑戦しやすい資格ともいえるでしょう。
まとめ
転職の幅を広げるためには、資格や免許を取得することが一番の近道です。
非常に難易度の高い資格から挑戦しやすい資格まで、職種によって必要とされる資格は異なります。
未経験の転職でも資格や免許を保有していることで、有利になることは多いものです。
新しい業界・職種にチャレンジしようと検討している方は、ぜひ活かせる資格・免許の取得を選択肢の一つに加えてみてください。
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