AIが仕事を奪う?技術の進化によってなくなる仕事・なくならない仕事

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AI(artificial intelligence)の技術はどんどん進化しています。

ChatGPTを代表するような生成AIが誕生し、さまざまな役割を果たすようになっていることからも、私たちの生活にとても身近な存在になりつつあることも事実です。

AIが進化していくことで、人間の仕事が奪われるのではないか?と危惧されることも多く、AIによる仕事事情は大きく変わることが予想されます。

この記事では、AIの進化によって奪われる可能性のある仕事と、AIには代替されにくい仕事についてご紹介します。

AIに仕事を奪われないようにするポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

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この記事の目次

 

 

AI(人工知能)が雇用に与える影響

総務省の発表した『情報通信白書』では、人工知能(AI)の進化が雇用等に与える影響についての調査を公表しています。

この調査でもっとも興味深いのは、人工知能(AI)が果たす役割・機能についてのアンケートです。

  • 既存の労働力を省力化する:41.0%
  • 不足している労働力を補完する:35.0%
  • 新しい価値をもった業務を創出する:26.5%

参考:平成28年版情報通信白書|総務省

この結果を受けて『日本では人工知能(AI)を労働力の手助けに対応したものと理解される傾向が強い。』と報告されていますが、確かに超高齢化社会を迎えている日本にとって、これからの労働力の減少は大きな問題です。

『労働力を省力化』し、『不足している労働力を補完する』ための手段として、AIが導入され始めていることがわかります。

また有識者を対象にした『人工知能(AI)の導入・普及が我が国の雇用にもたらす影響』という項目では、下記のような回答があります。

  • 少子高齢化の進展に伴う労働力供給の減少を補完できる:92%
  • 業務効率・生産性が高まり、労働時間の短縮に繋がる:66.6%
  • 新しい市場が創出され、雇用機会が増大する:59.2%
  • 多くの人が雇用を奪われ、失業率が上昇する:11.1%

参考:平成28年版情報通信白書|総務省

AIに仕事を奪われるばかりではなく、AIの台頭によって新しい雇用機会が増えると考えている有識者は全体の6割にも及びます。

AIによって労働力が補完され、新しい雇用機会が増えるのであれば、必要以上に雇用の喪失について怯える必要はありませんが、AIの動向については注意深く見ていく必要があるといえるでしょう。

 

 

10年後にAIの進化でなくなる可能性のある仕事

AIの技術の進化は、私たちの雇用にも影響があることは否めません。

労働力の補完・省力化だけではなく、AI自体が大量のデータを集積し、ディープラーニングを行うことで、人間の代替策として利用される可能性もあります。

ここでは、AIの進化によってなくなる可能性のある仕事をピックアップしてみましょう。

 

ドライバー職


自動運転技術によって、自動化されると言われている車の運転。

実際に自動運転技術のバスなども運行されているため、バスドライバーやタクシードライバーはAIの技術が進化することによって、仕事を奪われる可能性があります。

法的な問題や安全性の確保が整えば、自動運転技術によってドライバー職は需要が少なくなっていくでしょう。

 

ライター


ChatGPTなどの自動生成AIの登場によって、さまざまな媒体で人間が行っているライティングの業務は、AIに代替される可能性の高い仕事です。

自動生成AIはインターネットの情報を元に、キーワードなどを指示することで文章を作成できます。

インターネットの情報のみを元にしたライターの記事は、すでに奪われつつある仕事といえるかもしれません。

 

一般事務員


データ入力・計算・電話応対など、一般事務員の行う仕事は、AIが得意とする分野です。

ルーティンワークが多いと言われている事務職は、効率化や自動化がしやすいと言われている仕事でもあります。

ヒューマンエラーがないこと、処理能力が抜群に高いことなど、AIのメリットを最大限活かせる仕事でもあるうえ、人件費がかからなくなることも考えられるため、一般事務員の仕事はAIに代替される可能性が高い仕事といえるでしょう。

 

警備員


警備員の監視業務は、AIやロボットによって実際に代替されつつある仕事です。

監視カメラやセンサーの技術の進歩は目覚ましく、不審者の検知や異常の発見なども行える状況になっています。

また、警備員の仕事は不規則になりやすく、夜間勤務などもありますが、ロボットなどであれば人件費や人手不足の懸念もありません。

実際に警備ロボットなどが販売され始めていることも踏まえると、警備員の仕事はAIに奪われる可能性が高い仕事だといえます。

 

工場作業員


工場の中でもラインでの作業を行っている場合、オートメーション化しやすい業務であればAIに仕事を奪われる可能性があります。

実際に生産の現場では、AIによる機械化が進行しているのが現状です。

複雑で人間にはできないような作業でも、ロボットならできるというケースもあります。

機械の正確性や安定性なども加味すると、自動化の影響は大きいといえるでしょう。

 

薬剤師


意外と思われるかもしれませんが、薬剤師も効率化・自動化で業務をAIに代替される恐れがある仕事です。

近年では、一般医薬品のネット販売が可能になったり、オンライン受診の普及で薬局へ行かなくても薬を送ってもらえたりするサービスが始まっています。

マイナンバーカードによる電子処方箋なども解禁されている動きもあることから、AIの進歩によって、業務縮小なども考えられるでしょう。

 

建設作業員


建設作業の現場では、ロボットなどの導入がいち早く進められています。

ドローンなどを導入している現場も増えてきており、人材不足を解消するための動きが積極的な業界の一つです。

建設機械を操縦することなどがすでにAIで行われているケースもあるため、今後は更に無人化や自動化がすすめられていくと言われています。

 

鉄道運転士


車と同じく、電車もすでに無人運転が導入されています。

ゆりかもめ・横浜シーサイドライン・南港ポートタウン線などでは自動列車制御装置やATC・ATOにより無人運転のシステムが確立されていることは周知の事実。

無人運転が本格化すれば、鉄道運転士の仕事はAIに代替される仕事といえます。

 

スーパー・コンビニのレジ係


スーパーやコンビニのレジも、自動精算機が導入されることで人間の必要性が低くなる業務です。

すでに自動精算機を利用している人も多いでしょう。

コード決済やカード決済なども増えていることから、無人のレジも増えています。

今後さらにAIが進歩していくことで、淘汰される仕事といえるかもしれません。

 

 

AIに奪われる可能性の低い仕事とは?

業務の効率化や労働力の補完など、AIには多くのメリットもありますが、どんなに進化しても人間には敵わない部分もあります。

AIが進化しても、仕事を奪われる可能性の低い仕事とは、どんな仕事なのでしょうか?

 

ITエンジニア


ITエンジニアは、情報技術(IT)の分野で働く専門家です。

ソフトウェア開発、ネットワーク・データベース・システムの管理、セキュリティ対策などを担当しています。

つまり、AIを作り出している側の存在です。

AIは何かを作り出したり、ゼロの状態からツールやサービスを生み出したりすることはまだ難しいと言われています。

ITエンジニアがいなければ、AIは進化することができないため、これからの時代にも必要不可欠な仕事になるでしょう。

 

データサイエンティスト


データサイエンティストは、データの収集、前処理、特徴量選択、モデルの選定・評価、結果の解釈、ビジネスへのインサイトの提供など、多岐にわたるタスクを行います。

AIはデータの分析や予測を自動化することが得意ですが、そのモデルの設計や結果の解釈、ビジネスへの適用など、人間の洞察や創造力が必要な部分は、現時点ではまだ人間が担当することが多いです。

現在のAIは、特定のタスクに対して非常に優れた性能を発揮する一方で、汎用的な知識や柔軟な問題解決能力には限界があります。

データサイエンティストの仕事の一部はAIにより自動化される可能性がありますが、その役割全体が奪われるわけではありません。

むしろ、AIを活用してより高度な分析や戦略的な意思決定を行うことで、データサイエンティストの価値は今後も高まると考えられます。

 

営業職


営業職は、対人関係の構築や信頼関係の醸成が重要です。

顧客との信頼関係を築くためには、共感や感情の理解、人間味のあるコミュニケーションが不可欠です。

AIは定型的な業務やパターン認識に強いですが、感情を読み取ったり、複雑な状況での即時の判断や対応をしたりすることには限界があります。

営業職もAIのツールや分析結果を活用して、より効率的かつ効果的に業務を行うことができますが、AIが提供する情報を活用し、戦略的な意思決定を行うことで、より高い付加価値を提供することができます。

対人関係の構築や創造的な問題解決など、人間の強みが活かされる部分は引き続き人間が担当する必要があるといえるでしょう。

 

教員・保育士


教員や保育士は、学生・子ども達との対話やフィードバック、動機付け、感情的なサポート、安全の確保などが重要です。

AIは教育コンテンツの配信、個別学習プランの作成、進捗状況のモニタリング、基本的な質問への回答などに優れていますが、教育の場での即時の柔軟な対応や、創造的な指導法の実施はAIには難しいでしょう。

人間の感情や創造性、柔軟な対応力が求められる教育や保育の現場では、引き続き人間の役割が重要になります。

 

介護職


介護職は、個々のニーズや状態に応じたケアを提供する仕事です。

介護には柔軟な判断と対応が求められ、人間の洞察力が重要なため、AIには難しい部分といえます。

介護現場では、予期せぬ事態や緊急の対応が頻繁に求められ、即時の判断と行動が必要ですが、AIはまだそのレベルの柔軟性を持っていません。

人間の感情的なサポートや柔軟な対応、個別のケアは、引き続き人間の介護職が重要な役割を果たすことになるでしょう。

 

カウンセラー


カウンセラーはクライアントの感情を理解し、共感を示すことで信頼関係を築きますが、そのプロセスには人間の感情的な知識と共感力が必要です。

近年ではAIによる診断ツールやチャットボットによる相談などもありますが、クライアントのバックグラウンドや個別の経験に基づいた深い理解が求められる場合、AIには限界があります。

カウンセリングの一部の業務はAIによって補完される可能性がありますが、完全に代替されることは難しいでしょう。

特に、感情的なサポートや共感、個別の対応が求められる部分は、人間のカウンセラーが引き続き重要な役割を果たすといえます。

 

 

AIに仕事を奪われないようにするためには?

AIは私たちの生活を豊かにするツールでもありますが、職種によっては雇用を脅かす存在でもあります。

AIの進歩によって仕事を奪われないためには、どんなことを心がければ良いのでしょうか?

 

AIより人間が優れていることを見出す


どんなに進化したAIでも、できないこと・苦手なことがあります。

  • 新しいモノを生み出すこと
  • 想像力を働かせること
  • データが不十分な状態での決断
  • 対人コミュニケーション

これらはAIよりも人間がはるかに優れている部分です。

AIと共存しながら、人間にしかできない部分、人間の方が優れている部分に着目し、見出していくことがポイントといえるでしょう。

 

AIに関する知識を得る


AIに支配されるのではなく、AIに関する知識を身につけて、利用する側になることが大切です。

確かにAIは便利かつ正確で、高いパフォーマンスを提供してくれますが、AIならではのデメリットや不可能な事なども存在します。

AIでは補完できない部分を理解し、活用する方法を見つけ出しましょう。

AIに関するメリット・デメリット、得意なこと・できないことなどを理解した上で、業務に活かすことができるようにすることがおすすめです。

 

コミュニケーション能力を高める


人間同士の共感や感情的なつながりは、AIが模倣しにくい部分です。

コミュニケーション能力は、人間の方が優れているので、コミュニケーション能力を高め、必要とされる仕事に挑戦してみるのも良いでしょう。

前項でご紹介した教員・保育士・介護職・カウンセラーなどは正にコミュニケーション能力を重視した仕事。

AIにはなかなか真似できない部分でもあるコミュニケーション能力を高めることで、仕事を奪われるリスクは低減されます。

 

AI時代でも活かせる資格を取得する


AI時代でも活かせる資格を取得することも一つの方法です。

  • IT・技術関連資格
  • ビジネスおよび管理関連資格
  • 医療・ヘルスケア関連資格
  • 専門職関連資格
  • 総合スキル強化

AI時代においても活かせる資格は、多岐にわたる分野で存在します。

資格を取得することで、AIや自動化技術の進化に対応し、自身の職業的価値を高めることができるでしょう。

 

 

まとめ

AIの進化は私たちの生活に大きな変化をもたらしています。

中には、AIによって淘汰される仕事もありますが、AIの弱点やデメリットを理解することで、人間にしかできない仕事を見つけることも可能です。

AIに仕事を奪われないためには、人間特有のスキルと能力を最大限に活かし、継続的な学習と自己改善を行うことが重要です。

技術の進化に対応しつつ、創造性や感情的知性を磨くことで、AI時代でも価値のある存在であり続けることができるでしょう。

 

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