鳥取県では、トラックドライバーの求人が多く、待遇・条件が整っている傾向があります。しかし、『トラックドライバーの仕事』と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか？
トラックドライバーの仕事はやりがいがあり、メリットも多い仕事です。元トラックドライバーの筆者が、仕事内容やメリットについて、経験を基にくわしく解説しますので、ぜひ転職時の参考にしてください！
トラックドライバーとは？どんな仕事をするの？
トラックドライバーには、さまざまな職種があります。一般的なトラックドライバーのイメージは、長距離の大型ドライバーです。家に帰れない・体がキツイ・荷物が重いなどのネガティブなイメージが多いかもしれませんが、労働基準法の改正により、労働環境は改善されています。転職前に職種・仕事内容をきちんと理解しておくことが重要なポイントです。トラックドライバーの仕事内容をくわしくご紹介しましょう。
トラックドライバーの職種
トラックドライバーには、主に4つの職種があります。
- 長距離輸送：荷主から請け負った荷物を所定の配送先まで届ける
- ルート配送：特定の荷主から特定の配送先へ荷物を届ける
- 宅配便：個人宅や会社・店舗などへ請け負った荷物を届ける
- 引越し：荷物の運び出し・搬入・設置・梱包・輸送を行う
さらに乗車するトラックの大きさ・走行距離・運ぶ荷物によって、仕事内容は変わります。
一番注意したいのは、運ぶ荷物です。引っ越しや宅配便などは基本的に手積み手降ろしですが、重量のある荷物や大きさのある荷物はフォークリフトやクレーンなどを使用して積み降ろしを行います。体力的な負担は大きく異なりますし、免許が必要なケースもあるので、転職時には、自分の転職したい企業がどの職種に該当するのか、応募前に確認することが大切です。
トラックドライバーに必要な資格・免許
トラックドライバーになるために、まず必要なのは、自動車運転免許です。
普通免許でも勤務できるケースはありますが、運転免許は平成29年3月に道路交通法が改正され、以前の条件とは大きく異なるようになりました。
【準中型自動車免許】
- 18歳以上
- 車両総重量5t以上7.5t未満
- 最大積載量2t以上5t未満
【中型自動車免許】
- 20歳以上・普通免許等保有2年以上
- 車両総重量5t以上11t未満
- 最大積載量5t以上6.5t未満
【大型自動車免許】
- 21歳以上・普通免許等保有3年以上
- 車両総重量11t以上
- 最大積載量5t以上
準中型免許は、18歳以上なら運転歴に関係なく取得することが可能な免許です。
運送業界で長く勤務するのであれば、免許取得支援制度のある企業に転職し、働きながらスキルアップをすることもできます。
道路交通法の改正に伴い、普通免許だけで運転できるトラックは限られてしまうので、転職に幅を持たせたいのであれば、準中型免許以上の免許を取得しておくことをおすすめします。
トラックドライバーの主な仕事内容
トラックドライバーの仕事内容は、主に荷物の輸送・配送です。
所属する企業の業界・乗車するトラックの大きさ（種類）によって仕事内容は異なりますので、例を挙げてみましょう。
【トラックの大きさ】
- 小型（積載量2t以下）
- 中型（積載量4tクラス）
- 大型（積載量10tクラス）
【トラックの種類】
- ダンプ・平ボディー：土砂や建材などを運ぶタイプ
- 保冷車・冷蔵冷凍車：食品などの温度管理が必要な荷物を中心に運ぶタイプ
- バンボディ・ウイングボディ：雨風を防ぐことが必要な荷物を運ぶタイプ
【所属する企業】
- 運送会社
- メーカー
- 宅配会社
- 引っ越し会社 など
どんな荷物を・どんなトラックで・どのくらいの距離を運ぶのかがポイントです。
仕事内容によって体力的な負担・待遇も異なりますので、自分の希望がどの職種に該当するのか、転職前に情報収集を行って見極めるようにしましょう。
トラックドライバーに転職するメリット
トラックドライバーには、ネガティブなイメージが多いですが、実際に働くとやりがいもあり、非常に楽しい仕事です。
トラックドライバーに転職するメリットを3つご紹介します。
未経験OK！学歴・年齢不問
トラックドライバーは、基本的に学歴・年齢不問です。
未経験OKという企業も多く、転職のハードルが低いことがメリットといえるでしょう。
学歴や年齢によって転職に制限がかかってしまうのは、よくあることですが、トラックドライバーの場合は、学歴・年齢・性別は一切関係ありません。
運転が好きな人・一人の時間が好きな人には、もってこいの仕事です。
人間関係の煩わしさが少ない
トラックドライバーは、基本的に一人の時間が長いので、人間関係の煩わしさは少なくなります。
派閥・いじめ・パワハラ…まったくないと言えばウソになりますが、仮にあったとしても接触する時間が圧倒的に短いので、最低限のコミュニケーションですむことが大きなメリットです。
筆者の同僚には、前職を上司のパワハラが原因で退職した人がいました。
全くの未経験で運送業界に飛び込んできましたが、人間関係の煩わしさがないことをとても喜んでいたのを覚えています。
人間関係の煩わしさは、他の仕事に比べるととても少ないです。
もともと人間関係の構築が苦手な人や、職場の人間関係が原因で退職したという人には、ぜひおすすめしたい仕事です。
スキルアップが給料UPに直結
トラックドライバーはスキルアップをすることで、給料UPを実現できるのもメリットの1つです。
- 免許の取得：中型・大型・けん引・フォークリフト
- 資格の取得：運行管理者・危険物取扱者・整備管理者・玉掛け作業者
運送業界では、一度にどのくらいの荷物を運べるかによって給料が左右されます。
一般的には、小型・中型よりも大型のドライバーの方が稼げますし、危険物取扱者の資格があれば、タンクローリーなどを運転することができ、さらなる給料UPが可能です。
運送業界はスキルアップをしながら転職し、給料をUPしていくケースが多いのも特徴なので、転職のしやすさもメリットといえるでしょう。
トラックドライバーは人気！鳥取県の求人状況
鳥取県では、トラックドライバーの求人が多く、好待遇のケースも見受けられます。現在の鳥取県の求人状況を、鳥取・島根求人ドットコムの情報を基にご紹介しましょう。
トラックドライバーはなぜ人気があるのか？
トラックドライバーが人気のある理由は、ずばり！待遇です。
他の業界では、首都圏や都市部などと比較すると地方のほうが給料面で低くなる傾向がありますが、トラックドライバーの場合は、影響が少ないことが考えられます。
また、学歴・年齢・経験によって給料が左右されてしまう他の業界よりも、年収ベースではトラックドライバーのほうが高くなることが多いため、地方ではトラックドライバーの仕事の人気が高まるのです。
鳥取県のトラックドライバーに関する求人情報
鳥取・島根求人ドットコムでは、トラックドライバーの仕事が270件掲載されています。（2022年4月13日現在）
待遇だけではなく、福利厚生制度の充実している企業や、未経験者を積極的に受け入れる企業も多くあります。
トラックドライバーの仕事に興味のある方は、ぜひ条件を指定して検索してみてください。
まとめ
トラックドライバーの仕事は、3K（キツイ・危険・帰れない）の代表格のように言われていた時代がありましたが、国や業界が改善策を施行し、ドライバーに負担の少ない仕事になってきています。
トラックドライバーは、初心者・未経験者でも挑戦することができ、働きながらスキルアップができることもメリットといえるでしょう。
車の運転が好き・移動することが苦にならない・体力に自信があるという方は、ぜひ転職の選択肢に入れてみてください。
学歴・年齢・性別に関係なく、長く楽しく続けることができる仕事ですよ！
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